慢性疼痛を引き起こす細胞に性差が存在する仕組みを解明

発表日 365体育app6年4月10日(水)

1.発表者
 木口 倫一 (和歌山県立医科大学薬学部生体機能解析学研究室 准教授)
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2.研究のポイント

  • 神経系の損傷や機能障害により発症する神経障害性疼痛には従来の鎮痛薬が効きにくいため、生活の質が著しく低下することがあります。
  • 本研究では、神経障害性疼痛に重要な細胞である末梢マクロファージや脊髄ミクログリアの役割が性別によって異なること、その背景にはアンドロゲン(男性ホルモン)が必要であることを、マウスを用いた研究で明らかにしました。
  • これらの成果は、慢性疼痛の新たな病態メカニズムの解明に繋がることが期待されます。
  • 本研究は、宝塚医療大学、関西医療大学、山梨大学および熊本大学との共同研究で行われました。

 

3.発表雑誌

発表雑誌:Glia (2024年4月9日オンライン掲載)
タイトル:Sexually dimorphic effects of pexidartinib on nerve injury-induced neuropathic pain in mice.
著者:Fumihiro Saika#, Yohji Fukazawa#, Yu Hatano, Shiroh Kishioka, Yuko Hino, Shinjiro Hino, Kentaro Suzuki, Norikazu Kiguchi*
#共同筆頭著者 *責任著者

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/glia.24535このリンクは別ウィンドウで開きます

 

4.謝辞

 本研究は、科研費(20K09227、21K19538、23K08371)、日本医療研究開発機構(JP21gk0210029)、喫煙科学研究財団、持田記念医学薬学振興財団および熊本大学発生医学研究所の支援を受けて実施しました。

 

5.問い合わせ先

和歌山県立医科大学薬学部生体機能解析学研究室
准教授 木口 倫一 (きぐち のりかず)
e-mail: kiguchi@wakayama-med.ac.jp

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